そして見知らぬ土地への旅立ちがはじまる。親しい友と旅のロマンを語り合う歓びは、幼い頃の郷愁を誘うばかりか、さらに感動的である。やがてそれはふれあいの風景となって、いっそう人恋しさを呼ぶ。
陽が沈み、長い旅路の終着駅とも言える宿に灯がともり、旅人の心はいつしかなごみ、充実したくつろぎの時を体験する。
旅をする人の心は、まるで子どもの瞳のように、いつの時代も変わらない。
数多有る旅館の中から、当宿をお選び頂きましてまことにありがとう存じます。
どうぞごゆっくりご覧になって下さい。
あなた様のご来宿を心よりお待ちいたしております
館主敬白
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